図説 足の臨床
第4版
定価 24,200円(税込) (本体22,000円+税)
- B5変型判 568ページ 上製,オールカラー,イラスト550点,写真1000点
- 2023年5月14日刊行
- ISBN978-4-7583-2179-2
電子版
序文
監修の序
この「図説 足の臨床」の初版が出版された1991年から今年で32年になる。第2版が1998年に,さらに第3版が2010年に発刊されてからも13年が経過した。このように長く改訂を繰り返して読まれている整形外科関連の参考書は,洋書を含めても数少ないと思われる。第3版を上梓した2010年は本書の初代監修者の増原建二名誉教授が鬼籍に入られ,私も奈良県立医科大学整形外科教授を退官して一息つき,人生の再出発の時期でもあったので,この蔵書も第3版で終焉だなと考えていた。しかし,その後も学会の発表や医学雑誌の参考文献にしばしば引用されており,まだまだ参考にされているなと感じていた。そんな折,出版社から再版の話があり,その間において整形外科領域でも,著しく進歩した診断法や治療法が目白押しになっていることをも痛感していた。そこで,はじめに奈良県立医科大学整形外科教室の田中康仁教授に相談し,ついで主だった足班員に協力を要請して改訂版を出版することにした。
第3版の出版からの13年間に,足の外科領域でも著しい変遷と改革がみられた。足の外科学会発足当時の話題の主流であった先天性内反足は,妊婦の無理のない自然体の生活が行き渡り,発症数が激減し,治療面でもPonseti法が浸透して手術治療に至る症例も激減した。少子高齢化時代が急速に進行してきた現在,先天性疾患が激減するとともに,小児の外傷や疾患も減少してきている。一方,超高齢社会を迎えて,変形性足関節症や成人期扁平足を代表とする退行性疾患が急増してきている。さらに,全国的なスポーツ熱の高揚により,老若男女を問わず,スポーツ傷害も増加の一途を辿りつつある。このような状況下に即応して,足部・足関節の診断および治療も急速に改良されてきた。
診察面ではMRIはもとより,3DCTの導入による立体画像での明確な解析が可能になり,外来で簡便に検査ができるエコーの画像は日進月歩に明瞭になり,検査による疼痛もなく,被ばくの懸念もない優れた検査法になってきた。治療面では診断も兼ねた関節鏡の導入が急速に普及し,この領域でも低侵襲手術として不可欠な治療法に位置づけられてきている。人工関節に関しては,人工距骨がcustom‒madeで2005年から距骨壊死を中心に,症例を限って臨床応用されてきたが,術後の好成績から2020年から正式に薬価収載されて広く使用されるようになった。さらに,この人工距骨に従来の脛骨componentを組み合わせたcombined TAAも注目されている。また,最近の足部・足関節の治療における内固定材料の改良には目を見張るものがあり,従来の長期間の外固定や後療法の期間が短縮され,就業やスポーツ復帰が短縮されてきている。
本書ではこのような進歩改良を可能な限り取り入れましたので,ページ数と厚みがかなり増しましたが,これらの点を考慮されて利用していただきたいと思います。また,足部・足関節の最新の診断および治療法を提供する専門書として,整形外科医だけではなく,外科系の先生方にも日常の診療において,患者さんに本書の写真や図を直接に示し,説明用に利用していただけるものと考えています。
最後に,今回の改訂にあたり,ご協力ご指導いただきましたメジカルビュー社の阿部篤仁氏をはじめ関係各位に深謝申し上げます。
2023年5月
奈良県立医科大学名誉教授
西奈良中央病院顧問
高倉義典
この「図説 足の臨床」の初版が出版された1991年から今年で32年になる。第2版が1998年に,さらに第3版が2010年に発刊されてからも13年が経過した。このように長く改訂を繰り返して読まれている整形外科関連の参考書は,洋書を含めても数少ないと思われる。第3版を上梓した2010年は本書の初代監修者の増原建二名誉教授が鬼籍に入られ,私も奈良県立医科大学整形外科教授を退官して一息つき,人生の再出発の時期でもあったので,この蔵書も第3版で終焉だなと考えていた。しかし,その後も学会の発表や医学雑誌の参考文献にしばしば引用されており,まだまだ参考にされているなと感じていた。そんな折,出版社から再版の話があり,その間において整形外科領域でも,著しく進歩した診断法や治療法が目白押しになっていることをも痛感していた。そこで,はじめに奈良県立医科大学整形外科教室の田中康仁教授に相談し,ついで主だった足班員に協力を要請して改訂版を出版することにした。
第3版の出版からの13年間に,足の外科領域でも著しい変遷と改革がみられた。足の外科学会発足当時の話題の主流であった先天性内反足は,妊婦の無理のない自然体の生活が行き渡り,発症数が激減し,治療面でもPonseti法が浸透して手術治療に至る症例も激減した。少子高齢化時代が急速に進行してきた現在,先天性疾患が激減するとともに,小児の外傷や疾患も減少してきている。一方,超高齢社会を迎えて,変形性足関節症や成人期扁平足を代表とする退行性疾患が急増してきている。さらに,全国的なスポーツ熱の高揚により,老若男女を問わず,スポーツ傷害も増加の一途を辿りつつある。このような状況下に即応して,足部・足関節の診断および治療も急速に改良されてきた。
診察面ではMRIはもとより,3DCTの導入による立体画像での明確な解析が可能になり,外来で簡便に検査ができるエコーの画像は日進月歩に明瞭になり,検査による疼痛もなく,被ばくの懸念もない優れた検査法になってきた。治療面では診断も兼ねた関節鏡の導入が急速に普及し,この領域でも低侵襲手術として不可欠な治療法に位置づけられてきている。人工関節に関しては,人工距骨がcustom‒madeで2005年から距骨壊死を中心に,症例を限って臨床応用されてきたが,術後の好成績から2020年から正式に薬価収載されて広く使用されるようになった。さらに,この人工距骨に従来の脛骨componentを組み合わせたcombined TAAも注目されている。また,最近の足部・足関節の治療における内固定材料の改良には目を見張るものがあり,従来の長期間の外固定や後療法の期間が短縮され,就業やスポーツ復帰が短縮されてきている。
本書ではこのような進歩改良を可能な限り取り入れましたので,ページ数と厚みがかなり増しましたが,これらの点を考慮されて利用していただきたいと思います。また,足部・足関節の最新の診断および治療法を提供する専門書として,整形外科医だけではなく,外科系の先生方にも日常の診療において,患者さんに本書の写真や図を直接に示し,説明用に利用していただけるものと考えています。
最後に,今回の改訂にあたり,ご協力ご指導いただきましたメジカルビュー社の阿部篤仁氏をはじめ関係各位に深謝申し上げます。
2023年5月
奈良県立医科大学名誉教授
西奈良中央病院顧問
高倉義典
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目次
Ⅰ.足の解剖・機能解剖
足の解剖 [高倉義典]
足の機能解剖 [北田 力]
Ⅱ.足の診断
問診,視診,触診 [熊井 司]
画像診断 [熊井 司]
徒手筋力テスト [高倉義典]
疼痛部位と疾患 [高倉義典]
Ⅲ.先天性の変形
先天性脛骨列形成不全症 [高倉義典]
先天性腓骨列形成不全症 [高倉義典]
先天性内反足 [藤井宏真]
先天性内転足 [藤井宏真]
先天性多発性関節拘縮症 [高倉義典]
先天性外反扁平足 [高倉義典]
先天性垂直距骨 [高倉義典]
多趾症 [米田 梓]
合趾症 [米田 梓]
巨趾症 [田中康仁]
先天性内反母趾症 [田中康仁]
巻き趾 [藤井宏真]
絞扼輪症候群 [藤井宏真]
足趾短縮症 [黒川紘章]
足根骨癒合症 [米田 梓]
球状足関節 [高倉義典]
Ⅳ.後天性の変形
変形性足関節症 [高倉義典]
変形性Lisfranc関節症 [伊東勝也]
扁平足 [杉本和也]
外反母趾 [田中康仁]
強剛母趾 [林 宏治]
ハンマー趾,槌趾,鉤爪趾 [佐本憲宏]
内反小趾 [佐本憲宏]
陥入爪,弯曲爪 [門野邦彦]
胼胝,鶏眼 [佐本憲宏]
Ⅴ.種子骨および過剰骨障害
母趾種子骨障害 [谷口 晃]
三角骨障害 [熊井 司]
外脛骨障害 [中山正一郎]
そのほかの種子骨・過剰骨障害 [磯本慎二]
Ⅵ.絞扼性神経障害
足根管症候群 [熊井 司]
前足根管症候群 [熊井 司]
Morton病 [磯本慎二]
Ⅶ.骨端症および無腐性壊死
踵骨骨端症 [東山一郎]
第1Köhler病 [東山一郎]
二分舟状骨 [東山一郎]
Freiberg病 [林 宏治]
距骨壊死 [高倉義典]
Ⅷ.骨折
足関節果部骨折 [伊東勝也]
脛骨天蓋骨折 [伊東勝也]
足関節部骨端損傷 [北田 力]
距腿関節脱臼 [北田 力]
距骨下関節脱臼 [北田 力]
距骨骨折 [伊東勝也]
距骨骨軟骨損傷 [熊井 司]
距骨外側突起骨折 [熊井 司]
踵骨骨折 [杉本和也]
二分靱帯損傷および踵骨前方突起骨折 [杉本和也]
舟状骨骨折 [磯本慎二]
立方骨骨折 [門野邦彦]
Lisfranc関節脱臼・骨折 [杉本和也]
中足骨骨折 [伊東勝也]
趾骨骨折・脱臼 [門野邦彦]
Ⅸ.筋腱・靱帯損傷
アキレス腱断裂 [黒川絋章]
足関節靱帯損傷 [杉本和也]
新鮮外側靱帯損傷 [杉本和也]
陳旧性外側靱帯損傷 [杉本和也]
内側靱帯損傷,三角靱帯損傷 [杉本和也]
遠位脛腓靱帯損傷 [伊東勝也]
距骨下関節不安定症 [伊東勝也]
Lisfranc靱帯損傷 [杉本和也]
足根洞症候群 [磯本慎二]
腓骨筋腱脱臼 [松井智裕]
後脛骨筋腱脱臼 [田中康仁]
足底腱膜炎 [松井智裕]
腓骨筋腱滑車症候群 [田中康仁]
Ⅹ.麻痺足
麻痺足 [藤井唯誌]
弛緩性麻痺 [藤井唯誌]
痙性麻痺 [藤井宏真]
Ⅺ.足部の腫瘍および類似疾患
単発性骨囊腫 [佐本憲宏]
踵骨内脂肪腫 [伊東勝也]
滑膜性骨軟骨腫症 [佐本憲宏]
類骨骨腫 [佐本憲宏]
爪下外骨腫 [佐本憲宏]
骨軟骨腫(外骨腫) [佐本憲宏]
足底線維腫 [佐本憲宏]
黄色腫 [佐本憲宏]
腱鞘巨細胞腫 [佐本憲宏]
色素性絨毛結節性滑膜炎 [佐本憲宏]
ガングリオン [伊東勝也]
メロレオストーシス [佐本憲宏]
線維性骨皮質欠損 [佐本憲宏]
Ⅻ.足部の炎症および全身性疾患に伴う足部損傷
化膿性関節炎 [谷口 晃]
骨関節結核 [門野邦彦]
踵骨骨髄炎 [門野邦彦]
Brodie骨膿瘍 [門野邦彦]
足部の滑液包炎 [門野邦彦]
血友病性関節症 [稲垣有佐]
関節リウマチ [原 良太]
痛風 [杉本和也]
足部の血行障害 [門野邦彦]
神経病性関節症 [谷口 晃]
糖尿病性足部障害 [谷口 晃]
XIII. 足部のスポーツ傷害
アキレス腱周囲炎,アキレス腱炎 [熊井 司,篠原靖司]
アキレス腱付着部障害 [熊井 司]
シンスプリント [中山正一郎]
衝突性外骨腫 [篠原靖司]
疲労骨折 [中山正一郎]
XIV.足部疾 患の治療:保存治療
徒手整復とギプス固定 [秋山晃一]
テーピング [篠原靖司]
サポーター [中山正一郎]
足底挿板 [門野邦彦]
短下肢装具 [門野邦彦]
義足 [門野邦彦]
靴 [門野邦彦]
ハイドロリリース [松井智裕]
体外衝撃波治療 [松井智裕]
XV.足部疾患の治療:手術治療
アンクルブロック [森田成紀,佐本憲宏]
足の外科領域における超音波ガイド下伝達麻酔 [森田成紀,佐本憲宏]
皮切および進入路 [熊井 司]
足関節鏡,鏡視下手術 [熊井 司]
下位脛骨骨切り術 [田中康仁]
脛骨遠位斜め骨切り術 [田中康仁]
人工足関節置換術 [高倉義典]
人工距骨を利用した人工足関節置換術 [高倉義典]
足関節固定術 [黒川絋章]
距骨下関節固定術 [谷口 晃]
足関節兼距骨下関節固定術 [林 宏治]
三関節固定術 [高倉義典]
切断 [谷口 晃]
足の解剖 [高倉義典]
足の機能解剖 [北田 力]
Ⅱ.足の診断
問診,視診,触診 [熊井 司]
画像診断 [熊井 司]
徒手筋力テスト [高倉義典]
疼痛部位と疾患 [高倉義典]
Ⅲ.先天性の変形
先天性脛骨列形成不全症 [高倉義典]
先天性腓骨列形成不全症 [高倉義典]
先天性内反足 [藤井宏真]
先天性内転足 [藤井宏真]
先天性多発性関節拘縮症 [高倉義典]
先天性外反扁平足 [高倉義典]
先天性垂直距骨 [高倉義典]
多趾症 [米田 梓]
合趾症 [米田 梓]
巨趾症 [田中康仁]
先天性内反母趾症 [田中康仁]
巻き趾 [藤井宏真]
絞扼輪症候群 [藤井宏真]
足趾短縮症 [黒川紘章]
足根骨癒合症 [米田 梓]
球状足関節 [高倉義典]
Ⅳ.後天性の変形
変形性足関節症 [高倉義典]
変形性Lisfranc関節症 [伊東勝也]
扁平足 [杉本和也]
外反母趾 [田中康仁]
強剛母趾 [林 宏治]
ハンマー趾,槌趾,鉤爪趾 [佐本憲宏]
内反小趾 [佐本憲宏]
陥入爪,弯曲爪 [門野邦彦]
胼胝,鶏眼 [佐本憲宏]
Ⅴ.種子骨および過剰骨障害
母趾種子骨障害 [谷口 晃]
三角骨障害 [熊井 司]
外脛骨障害 [中山正一郎]
そのほかの種子骨・過剰骨障害 [磯本慎二]
Ⅵ.絞扼性神経障害
足根管症候群 [熊井 司]
前足根管症候群 [熊井 司]
Morton病 [磯本慎二]
Ⅶ.骨端症および無腐性壊死
踵骨骨端症 [東山一郎]
第1Köhler病 [東山一郎]
二分舟状骨 [東山一郎]
Freiberg病 [林 宏治]
距骨壊死 [高倉義典]
Ⅷ.骨折
足関節果部骨折 [伊東勝也]
脛骨天蓋骨折 [伊東勝也]
足関節部骨端損傷 [北田 力]
距腿関節脱臼 [北田 力]
距骨下関節脱臼 [北田 力]
距骨骨折 [伊東勝也]
距骨骨軟骨損傷 [熊井 司]
距骨外側突起骨折 [熊井 司]
踵骨骨折 [杉本和也]
二分靱帯損傷および踵骨前方突起骨折 [杉本和也]
舟状骨骨折 [磯本慎二]
立方骨骨折 [門野邦彦]
Lisfranc関節脱臼・骨折 [杉本和也]
中足骨骨折 [伊東勝也]
趾骨骨折・脱臼 [門野邦彦]
Ⅸ.筋腱・靱帯損傷
アキレス腱断裂 [黒川絋章]
足関節靱帯損傷 [杉本和也]
新鮮外側靱帯損傷 [杉本和也]
陳旧性外側靱帯損傷 [杉本和也]
内側靱帯損傷,三角靱帯損傷 [杉本和也]
遠位脛腓靱帯損傷 [伊東勝也]
距骨下関節不安定症 [伊東勝也]
Lisfranc靱帯損傷 [杉本和也]
足根洞症候群 [磯本慎二]
腓骨筋腱脱臼 [松井智裕]
後脛骨筋腱脱臼 [田中康仁]
足底腱膜炎 [松井智裕]
腓骨筋腱滑車症候群 [田中康仁]
Ⅹ.麻痺足
麻痺足 [藤井唯誌]
弛緩性麻痺 [藤井唯誌]
痙性麻痺 [藤井宏真]
Ⅺ.足部の腫瘍および類似疾患
単発性骨囊腫 [佐本憲宏]
踵骨内脂肪腫 [伊東勝也]
滑膜性骨軟骨腫症 [佐本憲宏]
類骨骨腫 [佐本憲宏]
爪下外骨腫 [佐本憲宏]
骨軟骨腫(外骨腫) [佐本憲宏]
足底線維腫 [佐本憲宏]
黄色腫 [佐本憲宏]
腱鞘巨細胞腫 [佐本憲宏]
色素性絨毛結節性滑膜炎 [佐本憲宏]
ガングリオン [伊東勝也]
メロレオストーシス [佐本憲宏]
線維性骨皮質欠損 [佐本憲宏]
Ⅻ.足部の炎症および全身性疾患に伴う足部損傷
化膿性関節炎 [谷口 晃]
骨関節結核 [門野邦彦]
踵骨骨髄炎 [門野邦彦]
Brodie骨膿瘍 [門野邦彦]
足部の滑液包炎 [門野邦彦]
血友病性関節症 [稲垣有佐]
関節リウマチ [原 良太]
痛風 [杉本和也]
足部の血行障害 [門野邦彦]
神経病性関節症 [谷口 晃]
糖尿病性足部障害 [谷口 晃]
XIII. 足部のスポーツ傷害
アキレス腱周囲炎,アキレス腱炎 [熊井 司,篠原靖司]
アキレス腱付着部障害 [熊井 司]
シンスプリント [中山正一郎]
衝突性外骨腫 [篠原靖司]
疲労骨折 [中山正一郎]
XIV.足部疾 患の治療:保存治療
徒手整復とギプス固定 [秋山晃一]
テーピング [篠原靖司]
サポーター [中山正一郎]
足底挿板 [門野邦彦]
短下肢装具 [門野邦彦]
義足 [門野邦彦]
靴 [門野邦彦]
ハイドロリリース [松井智裕]
体外衝撃波治療 [松井智裕]
XV.足部疾患の治療:手術治療
アンクルブロック [森田成紀,佐本憲宏]
足の外科領域における超音波ガイド下伝達麻酔 [森田成紀,佐本憲宏]
皮切および進入路 [熊井 司]
足関節鏡,鏡視下手術 [熊井 司]
下位脛骨骨切り術 [田中康仁]
脛骨遠位斜め骨切り術 [田中康仁]
人工足関節置換術 [高倉義典]
人工距骨を利用した人工足関節置換術 [高倉義典]
足関節固定術 [黒川絋章]
距骨下関節固定術 [谷口 晃]
足関節兼距骨下関節固定術 [林 宏治]
三関節固定術 [高倉義典]
切断 [谷口 晃]
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30年の「歩み」が詰まった足の外科の成書
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